20150208-4

Gianandrea Noseda指揮
Orchestra Teatro Regio Torino(トリノ・レッジョ劇場管弦楽団)
Coro Teatro Regio Torino(トリノ・レッジョ劇場合唱団)
Giorgio Berrugi (T), Vasily Ladyuk (Br)

管弦楽のためのパルティータ
男声(テノール&バリトン)と管弦楽のための『4つの聖歌』
混声合唱と管弦楽のためのカンタータ『闇夜』
男声合唱、3台のピアノ、金管楽器、コントラバスと打楽器のための劇的マドリガル『死者の合唱』

2014年録音(ライヴ)
レーベル:Chandos

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ゴッフレド・ペトラッシ(Petrassi, Goffredo 1904-2003)はイタリアの現代音楽の作曲家ですが私は初めて聴きました。
『現代音楽』と言うと私などは何やら複雑でグロテスクな側面を想像したりもしますが、このアルバムに収められている楽曲にそんな処は全くありません。
パルティータは3楽章構成の管弦楽曲ですが、それ以外は声楽曲で、場面によっては何となくルネッサンス期の楽曲のエッセンスが感じられる処もあります。
ライヴとの事ですが、聴いている限りではそんなことに気が付かにほどの完成度とアンサンブルで、声楽曲にも精緻さと繊細さがあると思います。
難しさは無いのですが、一聴で掴めるような単純なものでもなく、ノセダはペトラッシのマニフィカトと詩篇第9盤を2012年にリリースしているようなので、それも購入して聞いてみたいと思います。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

上述の通り、聴いている間はこれがライヴとは全く気が付きませんでした。
それほどの高い静寂感があり、ステージノイズも聴衆ノイズも皆無で、勿論拍手も収録されていません。
適度な切れのある響きで、奥行き感もしっかりしています。
テノール、バリトンの定位が少し右に偏っているように感じましたが、それを除くと各楽器の位置も掴みやすい再現で、響きそのものは左右にワイドに広がります。
残響も多いほうだと思いますが、音の輪郭を滲ませることもなく、すっきりとした印象がある好録音です。

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