20140204

Gerard Schwarz指揮
Colburn Orchestra(コルバーン管弦楽団)

2011年録音(ライヴ)
レーベル:Yarlung Records

演奏 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ちょっと厳しいかもしれませんが、マーラーを余り聴かない私でも余り感心できない演奏に思えますし、シュウォーツが「迷うことなく、世界でも有数のオーケストラである」と評価するほどのオーケストラとも思えません。
アタックが強めで切れのある演奏なのは良いのですが、弦楽陣には数が足りていないのではないかと思えるような響きの薄さがヒステリックにさえ聴こえます。
管楽陣は張り切りすぎで、打楽器陣は荒っぽい印象を持ちます。
有名なアダージェットに美しさを感じられないのは或る意味致命的とも言え、シアトル響との録音では好感触の多かったシュウォーツだけに、とても残念です。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

迫力のある切れ、鮮やかな音の立ち上がり、明瞭な音の輪郭と定かな定位。
音響的愉悦に不足のない録音で、録音に関しての記述がケース裏にしっかりと書き込まれている事から想像できるように、録音の仕上がりには拘りと自信が伺われます。
しかし少し狙い過ぎのようなスペキュタクラーさを感じる部分もあり、演奏が今一歩であることも作用して、音響的な訴求度が鼻に付く場面もあります。
ライヴとしてのノイズは低い録音で、CDフォーマットとしてはかなり優れていると思いますが、その音造りに馴染めない不自然さが私には感じられます。

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