20150125

Anu Vehviläinen (p)

4つの練習曲 作品4
ピアノ・ソナタ 第 2番 作品21
20のマズルカ 作品50 第4巻 No.13-16
20のマズルカ 作品50 第3巻 No.09-12

2013年録音
レーベル:Alba

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

フィンランドのピアニスト、アヌ・ヴェヘヴィライネンが取り組んでいるシマノフスキのピアンの独奏曲全集のVol.3です。
『4つの練習曲』には、何かしらショパンを思わせるようなロマンティシズムが感じられ、シマノフスキがポーランドの作曲家であることを別の意味で感じます。
ピアノ・ソナタやマズルカにはそんな側面は低いのですが、それでも現代ものとは一線を画す冷ややかながらも混濁感のないすっきりとした曲想に思えます。
ヴェヘライネンのタッチはそんな楽曲にぴったりなクールな印象があります。
中々掴みにくい側面もある楽曲ですので、一聴で演奏の良否を判断するのも難しいですが、全集録音に取り組むに際しての不足を感じさせません。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

音場がやや中央に集まり気味で、ホールの少し後ろの席で聴いているかのような感覚です。
左右への響きの広がりも余りありませんが、音の混濁感は低いと思います。
少しモノトーンなヴェヒライネンのタッチですが、その硬質感はしっかりと伝わってきますし、音の輪郭にも不明瞭さはありません。
低音の強奏時には、音の質量感を感じることも出来、悪い録音ではありません。

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