
Gerd Schaller指揮
Philharmonie Festiva(フィルハーモニー・フェスティヴァ)
2013年録音(ライヴ)
レーベル:Profil
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
演奏時間53分30秒という長さはさほどゆっくりのテンポではなく、ごく一般的な、ある意味中庸と言える長さかも知れません。
しかしながらシャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァの演奏は、とても穏やかな表情ですので、物理的な時間以上にゆったりと聴こえます。
それは決して弛緩した印象を与える演奏ではなく、丁寧で滋味に溢れた響きです。
金管群の咆哮は、ブルックナーが狙ったかのようなオルガンの響きを彷彿とさせるバランスの良いもので、決してスペキュタクラーなだけの展開となっていないのも好感が持てます。
やや木管群の存在感が薄いようにも思えますが、キャラガン校訂版での演奏で注目を浴びたシャラー、異稿の存在しない第6交響曲でも素晴らしい演奏です。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
残響が豊かに残る録音ですが、その残響が音の輪郭を不明瞭にはしていません。
トゥッティでの強奏時には少し音場の手狭さを感じますが、概して音の見通し感は良く、定位も明瞭で奥行き感にも不足を感じません。
ライヴ録音ですが聴衆ノイズは皆無で終演後の拍手も収録されていません。
ステージノイズもなく、セッション録音と言われても気がつかない仕上がりだと思います。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)