
Thord Svedlund指揮
Helsingborg Symphony Orchestra(ヘルシンボリ交響楽団)
室内交響曲 第 3番 作品151
室内交響曲 第 4番 作品153
2014年録音
レーベル:Chandos
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
ワインベルクは多作な作曲家で交響曲に類されるものとしてだけでも番号付きが19曲、番号なし(カディッシュと題された交響曲)が1曲、室内交響曲が4曲、シンフォニエッタを3曲残しているようです。
このアルバムに収められている第3番室内交響曲は弦楽5部によるもの、第4番は弦楽5部+クラリネット1による編成の楽曲です。
ともにロシアン・ロマンティック・アヴァンギャルドと呼びたくなるような楽曲で、ほんの少しの現代的な様相とショスタコーヴィチのエッセンスを受け継いだかのような仄暗いロマンティシズムが感じられます。
とても丁寧に演奏されるこれらの楽曲は、一聴で掴みきれるものではないにせよ、よそよそしさは感じさせないもので、ワインベルクとショスタコーヴィチの類似性を再認識させながらも、ワインベルクならではのシニカルさの抜けた様相が楽しめます。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
SACDハイブリッド盤です。
その自然な音場展開はフォーマットならではと感じます。
必要な箇所ではしっかり弦楽陣に響きの厚みを感じさせながらも、厚ぼったさや暑苦しさを一切与えない響きを実現していると思います。
左右への広がりは編成なりのものですが、しっかりと奥行き感はあり、第4番で旋律を謳うクラリネットなどの響きにも、奏者の口元が見えるかのような精緻さがあります。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)