20150108

Dennis Russell Davies指揮
Sinfonieorchester Basel(バーゼル交響楽団)

交響曲 第 2番 変ロ長調 D.125
交響曲 第 6番 ハ長調 D.589

2013年録音(ライヴ)
レーベル:Solo Musica

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

第2番は若き日のシューベルトの楽曲にある爽やかさがちょっと控えめに感じられます。
アンサンブルや個々の楽器の技術に何らの問題は無いのですが、多少気負いがあるようにも思え、もう少し颯爽とした演奏のほうが楽しめる気がします。
それでも決して悪い演奏ではありません。
対して第6番は清々しさが現れ、気負いもなく木管群の響きにも暖かな春風を思わせる感触がありますし、オーケストラ全体の雰囲気に軽やかさが感じられます。
晩年の大作、『ザ・グレート(交響曲第9番、或いは第8番とされるD.944)』に対して同じ主調で書かれているため『小ハ長調』とも呼ばれているそうですが、ラッセル・デイヴィスにもオケにもそんな背景に拠る力みは無いように思えます。
HMVには第2番がセッション、第6番がライヴとありますが、CDの裏ジャケットの表記の仕方だと双方ともライヴにも思えますが定かではありません。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

第2番の演奏に少し重さを感じるのは録音に原因があるのかも知れません。
第2番は8月に、第6番は11月に同じコンサートホールで録音されていますが、録音エンジニアが異なるようで、その相違があるように思えます。
第2番はやや低域がブーミーにも思え、残響が多いですがその分音の輪郭を滲ませています。
第6番は全体的にかなりすっきりしていて、低域にブーミーさも感じさせませんし、音の輪郭も比較的明瞭に思えます。
両曲とも定位はよく、左右への広がりも悪くない録音です。

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