20141226

András Schiff (p&指揮)
Chamber Orchestra of Europe(ヨーロッパ室内管弦楽団)

クラヴィーア協奏曲 第 4番 イ長調 BWV 1055
クラヴィーア協奏曲 第 5番 ヘ短調 BWV 1056
クラヴィーア協奏曲 第 6番 ヘ長調 BWV 1057
クラヴィーア協奏曲 第 7番 ト短調 BWV 1058

1989年録音
レーベル:Decca

アンドラーシュ・シフが弾き振りで録音したバッハのピアノ協奏曲集のDisk2です。
Disk1 クラヴィーア協奏曲 第 1番 / 第 2番 / 第 3番もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

第4番協奏曲はオーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調か、ヴァイオリン協奏曲 ハ長調の編曲、第5番協奏曲はヴァイオリン協奏曲 ト短調の編曲、第6番協奏曲はブランデンブルク協奏曲第4番の編曲、そして第7番はヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調の編曲です。
なのでとても聴き覚えのある楽曲たちなのですが、シフの演奏は下手に原曲の雰囲気を変えないアプローチに思え、余計に聴き心地は良いものとなっています。
オーケストラの演奏にも鮮やかさがあり、弾き振りとは思えない完成されたアンサンブルだと思うのですが、やはりピアノの存在感がもう少し高いほうがより楽しめると思います。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

決して悪い録音ではないのですが、音の輪郭などは少し甘いと思えます。
ヴァイオリンなどには比較的明瞭な輪郭が感じられますが、ピアノに関してはフォーカス感が低く、音の粒立ちも今一歩と言わざるを得ません。
響きの融和も少ないように感じますが、不自然な程ではありません。
演奏の賜物か聴き心地はとても良く、音響的には物足りなくとも、聴いていて不満を感じることは殆ど無い録音です。

私の持っている2枚組のアルバムは既に廃盤ですが、イタリア協奏曲、2台、及び3台のピアノのための協奏曲も収めた4枚組のアルバムが2010年に再発売されており、今でも入手はできるのではないかと思います。

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