Pražák Quartet

弦楽四重奏曲 第 7番 へ長調 作品59-1
弦楽四重奏曲 第 8番ホ短調 作品59-2

プラジャーク四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集のDisk3です。(全集は7枚組)
Disk1 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第4番 / 第5番 / 第1番 
Disk2 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第3番 / 第2番 / 第6番
もご参照ください。

演奏 
☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

その最初の音からとても美しい演奏だと感じます。
繊細で緻密なアンサンブルですが、肩に力が入っている様相はなく、どちらかと言うと真剣さを伴いながらもリラックスした演奏に思えます。
弦楽四重奏曲第7番、第8番はベートーヴェンが交響曲第3番『英雄』を書き終えた頃の楽曲ですので、脂が乗ってくる時期だったのか、両曲とも4楽章構成で40分近い大作です。
そんな楽曲に対して、プラジャーク四重奏団の気負いのないアプローチは、とても美しいアンサンブルとして結実していると思います。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

実はこの全集のDisl1、2はもう5年も前に聴いてブログに記していますが、その時の印象とは演奏も録音もかなり異なるように思えます。
それは私のオーディオがその間にかなり大きく変化してことが一因でしょう。
SACDハイブリッド盤としての実に素晴らしい録音に感じられ、音の繊細さや輪郭、奥行き感、そして左右への広がりなど、音場展開に何らの不満もありません。
個々の楽器の響きの明瞭さや明るく柔らかな響きの感触もとても心地よいものがあります。
潤い感もとても高く残響も豊かな録音ですが、それが音場に滲みや不明瞭さを全く与えてもおらず、とても素晴らしい録音だと思います。

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