
Baiba Skride (vn)
ヴァイオリン協奏曲 第 1番 作品35
ヴァイオリン協奏曲 第 2番 作品61
Vasily Petrenko指揮
Oslo Philharmonic Orchestra(オスロ・フィルハーモニー管弦楽団)
神話-3つの詩 作品30
Lauma Skride (p)
2013年録音
レーベル:Orfeo
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
1981年ラトヴィア生まれのバイバ・スクリデ、私も以前に何枚か聴いているのですが、今回の演奏ほどの凄さを感じたことはありませんでした。
繊細で艷やか、滑らかで靭やかな彼女のヴァイオリンは、シマノフスキのミステリアスさのある楽曲にはとてもあっていますし、弱奏時の美しさにも振れがありません。
同じく若手のペトレンコの指揮するオスロ・フィルとの融和も高く、非常に優れた協奏曲としての演奏を聴かせてくれます。
ピアニストである妹のラウマとの『神話』も素晴らしい出来栄えで、技術的にも高度なものが要求されているように感じる楽曲を、しっとりとした情感で美しく演奏しています。
血を分けた姉妹と言う関係もあるのか、ピアノのラウマとの息もぴったりです・
ヴァイオリン・ソナタと言うよりも、ヴァイオリンとピアノのダブルキャストの楽曲としての神話をラウマも瑞々しいピアノの音色で演奏しています。
バイバにはもう一人リンダと言う姉妹がいるようで、彼女はヴィオリストだそうです。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
十全な静寂を背景に、中央にしっかりとした存在感を持って立ち現れるヴァイオリンの音色がとても美しく感じられる録音です。
ヴァイオリンへのフォーカス感も抜群で、協奏曲ではオケとの融和感が高いながらもしっかりとしたソリストの存在感があり、ピアノとの楽曲では二人共が主役であることをしっかりと感じられる音場展開です。
すっきりとした音の見通し感も好ましく、繊細さも余すことなく伝えてくれます。
音の波動や切れなど、オーディオ的な訴求度は高くは無いかも知れませんが、音楽をリラックスして聴ける優れた録音だと思います。
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