20141222

Quatuor Hermès

弦楽四重奏曲 第 1番 イ短調 作品41-1
弦楽四重奏曲 第 2番 ヘ長調 作品41-2
弦楽四重奏曲 第 3番 イ長調 作品41-3

2014年録音
レーベル:La Dolce Volta

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

エルメス四重奏団は2008年に結成されているらしく、HMVの解説に拠れば2009年のリヨン国際室内楽コンクール、2011年のジュネーヴ国際コンクール、そして2012年のニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝している実力のある若い四重奏団のようです。(アルフレッド・ブレンデルもその明るい未来を期待していような言葉が彼らのホームページには記載されていました。)
若い団体らしい生き生きとした演奏がとても魅力的で、上記のコンクールでの優勝履歴がうなずける確かな音程とアンサンブルで若き日のシューマンの初々しいとも言える楽曲を見事に演奏しています。
やや早めのテンポだと思いますが、その疾駆感が乱暴であったり雑に聴こえないのも彼らの術力の成せる技とも思います。
強奏時には彼らの若さが僅かに弾けすぎのようにも思えますが、2枚目のリリース・アルバムにしてこの演奏のレベルは、中々他にはない出来ではないかと思います。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

実際には長めの残響が収録されている録音ですが、音場にはすっきりとした見通し感があり、音の輪郭や切れ、立ち上がりに曇りはありません。
木質のボディー感がしっかりと伝わって来る再生音には、若さみなぎる溌剌としたフレッシュさが感じられ、良い意味で生々しい躍動感を伝えてくれます。
定位も良く左右への広がりも申し分ありません。
チェロ、ヴィオラの量感豊かで弾力感のある響きも好ましい素晴らしい録音だと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)