Vladimir Ashkenazy指揮
Concertgebouw Orchestra, Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)

1982年録音
レーベル:London

アシュケナージ&コンセルトヘボウ管によるラフマニノフ交響曲全集のDisk3です。
(全集は3枚組CDです)
Disk1 交響曲 第 1番 ニ短調 作品13もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ロシア物となるとアシュケナージはその親和性が高いように感じます。
十分叙情的な演奏ですが、変に耽美ではなく、ドラマティックではあっても妙な派手さがな言う実に思慮深い演奏にも思えます。
コンセルトヘボウ管の高い技術、美しい音色があってこその演奏とも思えますが、当時としては洗練された解釈、演奏ではなかったかと感じます。
併録の『ユース・シンフォニー』はラフマニノフが18歳の時に残した楽曲で、第1楽章のみ完成された未完の作品です。
余り録音もないようですので貴重な演奏とも言えますが、単に珍しいだけではない完成度だとも思います。

録音 
☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

聴き始めは奥行き感の不足や音場の見通し感に物足りなさを感じましたが、機器が温まってきた中盤以降はそんな不満も少なくなり、しっかりとした低域に支えられた好録音に思えてきました。
金属の光沢感のあるトライアングルの澄んだ響きや、金管群の燻銀的な音色も魅力的に感じられ、弦にも適度な艶やかさがあります。
左右への広がりも十分で、定位も良い録音です、

私の持っているものは、1983年発売の3枚組CDですが、今現在は交響曲第1番~3番のみを納めた2枚組CDで発売されています。

(下記画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)