
Dante Quartet
Franck - 弦楽四重奏曲 ニ長調
Fauré - 弦楽四重奏曲 ホ短調 作品121
2007年録音
レーベル:Hyperion
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
ダンテ四重奏団は1995年設立のイギリスを本拠にする団体のようで、ヴィオラは日本人で井上 祐子という方です。
このアルバムの録音時には中堅クラスの四重奏団だったのかも知れません。
どちらかと言うと柔らかに揺蕩うような演奏で、それはフランク、フォーレの晩年の楽曲にはお似合いのようにも思えますが、個人的には余り好みではありません。
技術的な不安があるとは言えませんが、どことなくアンサンブルにも弛緩したものが感じられ、それは意図的に雰囲気を緩めた結果であったとしても、余り成功しているとは私には思えません。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
左右にワイドに広がる音場、そして比較的明瞭と言える定位ですが、各楽器の音像は少し大きい印象があります。
そのやや大きな音像が音場の不自然さを感じさせもしますし、各楽器の響きの融合度合いも高いとは言えないように思えます。
静寂感はしっかりとあり、残響にも不足のない録音ですが、楽器の音色には潤い感は少ないと感じます。
それでもチェロやヴィオラの低域にはしっかりとした手応えがあり、悪い録音ではないと思います。
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