20141119

Lydia Mordkovitch (vn)
Neeme Järvi指揮
Royal Scottish National Orchestra(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団)

Rimsky-Korsakov - ロシアの主題による協奏的幻想曲 作品33
Taneyev - ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的組曲 作品28

2008年録音
レーベル:Chandos

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

リディア・モルドコヴィチは1944年生まれ、ネーメ・ヤルヴィは1937年生まれ、共に巨匠の域に入っていると思われる二人によるヴァイオリン協奏曲の側面を強く持つロシアの楽曲をカップリングしたアルバムです。
リムスキー=コルサコフの楽曲は3楽章構成ですが、18分を切る短い楽曲です。
一方、タネーエフの楽曲は全12楽章で、その内8楽章は主題と変奏からなり、全体では47分ほどの楽曲です。
共に主役はヴァイオリンなのですが、シンプルに思えるリムスキー=コルサコフの楽曲でも、何となく演奏が難しそうなタネーエフの楽曲でも、モルドコヴィチのヴァイオリンにはその音程や技術的な安定に難が感じられます。
それは少し粗探し的に聴いていると言えなくもないのですが、昨今の若手の技術の素晴らしさ、音程の正確さに聴き慣れていると、やはり不満が残ります。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

主役のヴァイオリンへのフォーカス感は丁度良く、オーケストラに埋もれることも、変に際立って疎外感を与えることもありません。
左右への音の広がりにも不足はありませんが、奥行き感や音の見通し感には今一歩の感触があり、滲みまでは感じませんが、音の輪郭も明確といえる範囲ではありません。
落ち着き感のある静寂が背景には存在し、決して悪い録音とは思いませんが、インパクトを与えられるほどのものも無いといった印象です。

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