20141102-3

Jonathan Cohen指揮
Arcangelo(アルカンジェロ)
Lydia Teuscher (S), Ida Falk Winland (S), Tim Mead (C-T),
Samuel Boden (T), Neal Davies (Bs)

2013年録音(ライヴ)
レーベル:Hyperion

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

全体的には普段着の朗らかさ、祝祭的な雰囲気のある演奏ですが、冒頭のKyrie eleison、そして最終のDona nobis pacemがゆったりと、そして厳かに歌われるのがとても効果的です。
アルカンジェロはソプラノ1=4人、ソプラノ2=4人、カウンターテナー=4人、テナー=4人、バス=4人と言う合唱編成で、独奏者だけではなくコーラスもカウンターテナーです。
管弦楽も小編成で、ヴァイオリン=6人、ヴィオラ=3人、チェロ=2人、コントラバス=1人の弦楽陣にオーボエ(オーボエ・ダモーレ)=3人、フルート=2人、ファゴット=2人、トランペット=3人、ホルン=1人、ティンパニ=1人、オルガン=1人、チェンバロ=1人の管打楽器の構成です。
その少人数さが気負わない演奏を可能としているように思えますが、アンサンブルは見事なまでのバランスで織り成され、私が余り好まないカウンター・テナーの独唱、合唱も違和感のない素晴らしいものです。
特に二重唱で歌われる楽曲の舞うような美しさは圧倒的な印象を残します、

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

HMVのサイトにはライヴとありますが、ライナー・ノートにその記載は見当たりません。
しかし場の雰囲気が強く感じられる録音ですのでライヴなのかも知れません。
とは言え、僅かなステージノイズはあるものの、聴衆ノイズは皆無であり、全体的な静寂感を妨げるような雑音はありません。
歌唱ソリストの音像はとてもフォーカス感が高く、常に中央に定位しますが、違和感はあるほどではなく、奥行き感のあるコーラス、管弦楽との対比が楽しめます。
CDフォーマットなので仕方ないのですが、ソプラノやトランペットの高域に少しだけキツさを感じさせる部分があり、その点は残念ですが、演奏同様、録音も素晴らしい出来栄えだと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)