
Herbert Blomstedt指揮
Staatskapelle Dresden(ドレスデン・シュターツカペレ)
交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』作品30
交響詩『ドン・ファン』作品20
1987年録音
レーベル:DENON
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
1968年公開の映画『2001年宇宙の旅』を私が初めて見たのは大学生の時で、『2010年』との同時上映でした。
オールナイトで2本続けて見たのですが、とても疲れた記憶があります。
交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』はその映画でとても有名になったのだと思いますが、ブロムシュテットの指揮はとても丁寧でスペキュタクラーさを匂わせない、全体を通じてまとまりのあるものです。
個人的にはヴァイオリンなどの弦楽陣のソロはもう少し華やかでも良いようにも思いますが、如何にもブロムシュテットらしい華美にならない、そしてスッキリとした仕上がりです。
それは『ドン・ファン』でも同じだと思いますが、両曲ともこの演奏しか持っていませんので、余り分かっていないとも言えます。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
『ツァラトゥストラ』冒頭のオルガンの重低音に響きに、音響的な愉悦感を期待して聴き始めましたが、全体的には音場に極僅かな混濁感が残る音の見通しで、音の輪郭、切れ、立ち上がりの鮮やかさなども並程度だと思います。
奥行き感も今一歩の印象を受け、昨今の優れたCD録音と比べると些か聴き劣る録音にも思えますが、リリース当時はそこそこの好録音と感じられたのかもしれません。
私が持っているのは1988年に最初にリリースされたものですが、DENONレーベルの『クレスト1000』シリーズの1枚として、2002年に再販されており、今でも現役盤です。
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