
Julian Bliss (cl)
Mario Venzago指揮
Royal Northern Sinfonia(ロイヤル・ノーザン・シンフォニア)
Nielsen - クラリネット協奏曲 作品57 FS.129
Mozart - アリア『いえ、いえ、あなたにはご無理です』 K.419 -ジュリアン・ブリス編-
Mozart - アリア『すばらしい愛の気持ちは』 K.119 -ジュリアン・ブリス編-
Mozart - クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
2014年録音
レーベル:Signum
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
1989年生まれの英国の若きクラリネット奏者ジュリアン・ブリス、彼はザビーネ・マイヤーに師事もしているそうですが、奇しくも私はニールセンの協奏曲はザビーネ・マイヤーの演奏のものしか持っていませんでした。
HMVの解説に拠ると『対照的な作風と称されることの多いモーツァルトとニールセンのクラリネット協奏曲』だそうですが、確かにそう思えます。
ニールセンは殆ど聴いていないのですが、私の持っていたぼんやりとしたイメージとは異なる、仄かにショスタコーヴィチの匂いさえする楽曲、演奏です。
モーツァルトのアリアをブリス自身が協奏曲風にアレンジした2曲、そしてクラリネット協奏曲そのものも、ブリスのふわりとした優しい音色がとても素晴らしいです。
オーケストラの演奏も、ブリスのクラリネットを包み込むかのような懐の深さ、豊かさがあり、まさに『協奏』を感じます。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
音場はやや中央に集まり気味かもしれません。
しかしそこに不自然さはなく、とても澄み切った見通し感がある録音で、クラリネットへのフォーカスも強すぎず弱すぎずでバランスが優れていると思います。
オーケストラの響きにも瑞々しさが感じられ、コントラバスの低域には豊かで弾力感がありながらもしっかりとしたタイトさが感じられます。
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