
Bernard Haitink指揮
Concertgebouw Orchestra, Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)
1981年録音
レーベル:London
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
『非凡なる中庸』と賞されるハイティンクですが、1981年録音のこのショスタコーヴィチの第5交響曲ではかなり積極的な姿勢を感じます。
ハイティンクとしてはアタックが強めのエッジの効いた演奏で、わずかに早めのテンポと感じる部分もありますが、力感豊かでスケールも大きい演奏です。
極端さを感じる部分は皆無ですが、ドラマティックな側面も高く、ハイティンクとコンセルトヘボウ管との絶頂期の演奏の一つといえるのかも知れません。
録音の問題なのか、意図的な解釈なのか、打楽器群や第1楽章でのピアノの存在感が少し低いようにも感じられます。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
決して悪い録音ではなく、しっかりとした静寂感と見通しの良さはある録音です。
定位も良いのですが、スピーカーの存在を意識させる音場展開です。
高域と低域にはプレゼンスが効いていますが、その分中域に薄さを感じますので、響きそのものはやや薄く感じられ、木管群の現れ方にも物足りなさが残ります。
私が持っているのは第5交響曲のみ収録されているオリジナル盤ですが、今現在販売されているロンドン・フィルとの1980年録音の第9番とカップリングされているアルバムは恐らくリマスターされていると思われますが、定かではありません。
(下記画像をクリックして頂くと、第9交響曲とのカップリング盤のHMVサイトにリンクしています)
