
Gerd Schaller指揮
Philharmonie Festiva(フィルハーモニー・フェスティヴァ)
2008年録音(ライヴ)
レーベル:Profil
ゲルト・シャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァが2011年にリリースしていたブルックナーの交響曲第4番、第7番、第9番(ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成2010年改訂版)を納めた4枚組ボックスセットのDisk2です。
Disk1 交響曲 第 4番 変ホ長調 WAB104『ロマンティック』
もご参照下さい。
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
テンポが殊更遅いわけではありませんが、とてもゆったりとした壮大さを感じる演奏です。
版に関しては記述がありませんが、ノヴァーク版を元にしているようです。
金管の咆哮にもスケール感が高く、それはそびえ立つアルプスの峰を視覚的にイメージさせる物ですが、かといって騒々しさを感じさせない懐の深さが流石はシャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァらしいです。
ワーグナーの死を予感して書かれたという第2楽章アダージョに関しては、葬送を感じさせるよりは彼らならではのおおらかさが感じられ、聴きようによっては物足りませんが、演奏自体はとても素晴らしいと思います。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
ライヴ録音ですが聴衆ノイズは皆無と言って良く、ステージノイズも殆ど聴き取れません。
左右へのワイドな広がりにはスピーカーの存在を意識させない自然さが備わり、比較的長い残響も美しく尾を引く録音で、定位も奥行き感も良好です。
鮮やかさや切れは余り感じられませんが、ゆったりとした気分で聴ける好録音です。
終曲後の残響が完全に消え入るまで雑音はなく、拍手も収録されていません。
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