20140915

Dmitry Vasilyev指揮
Siberian Symphony Orchestra(シベリア交響楽団)

交響詩『ポーランドの音』作品47-2
交響曲 第21番『カディッシュ』作品152
Veronika Bartenyeva (S)

2013年録音
レーベル:Toccata Classics

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


『ポーランドの音』は分かり易い映画音楽の様相がある4楽章13分半ほどの楽曲です。
前衛さは殆どなく、かなり気さくに聴くことが出来る楽曲です。
対して『カディッシュ』は長さこそ54分弱ですが、かなりの多彩さと前衛さを感じさせる楽曲で、交響曲然とはしていないものです。
トラック上は6楽章となっていますが、同一楽章内でも様相を大きく変える部分が多く、ピアノやオルガンも登場しますし、楽曲の大半は静かな二重奏や独奏などが占めている印象があります。
打楽器にも多彩さがあり、オーケストラ全体での演奏時には、かなりスペキュタクラーに感じる部分もありますが、それでも全体的には神秘的な雰囲気がある楽曲、一度聴いただけでは中々理解も出来ませんが、或る意味、ワインベルクの集大成とも言える楽曲なのかも知れません。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音もとても素晴らしく、完璧と言える静寂に浮かび上がる鮮やかで切れのある響きが音響的にも大変楽しめる仕上がりとなっています。
定位も良く音の輪郭も明瞭ですが、スピーカーの存在を殆ど意識させない自然でワイドな広がりも特筆出来る部分です。
ホルンなどの高域にキツサを感じるのが残念ですが、それはCDフォーマットとしては仕方のない範囲かも知れません。

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