20140907-4

Daniel Raiskin指揮
Arthur Rubenstein Philharmonic Orchestra(アルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニー管弦楽団)

ラクリモサ
Łucja Szablewska-Borzykowska (S)
アンリ・ミショーの3つの詩
Arthur Rubenstein Philharmonic Choir
織りなす言葉
Rafal Bartmiński (T)
眠りの空間
Stanisław Kierner (Br)
歌の花と歌のお話
Lucja Szablewska-Borzykowska (S)

2013年録音
レーベル;Dux Recording

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

収録時間は78分を越える長いアルバムですが、美しい歌唱とルトスワフスキの不思議な静と動の綾を為す楽曲に引き込まれる演奏です。
短いながらも美しい『ラクリモサ』、何やらアヴァンギャルドな舞台劇を見ているかのような『ミショーの3つの詩』、その他の楽曲も透明度の高いソリストや合唱陣のの歌唱がとても素晴らしいです。
オーケストラの演奏も、ソリスト、合唱陣とのバランスが素晴らしいだけではなく、緊張感のある演奏を肩肘張らずに見事なアンサンブルで纏めていると思います。
全体的には静かな側面の多い楽曲で、秋の夜長に聴くのにとてもマッチしたアルバムだと思います。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

背景の静寂に瑞々しさを感じるのは、残響がとても澄んでいるからかと思います。
冷ややかで透明度の高い録音には、現代音楽の様相の高いルトスワフスキの歌唱と管弦楽のための楽曲を楽しませるに十分な洗練された艶やかさを感じます。
楽曲により音の輪郭の感触は少しだけ異なりますが、それは全体的にも決して悪い物ではなく鮮やかが求められる部分では十分鮮やかです。
スピーカーの存在感を意識させない左右へのワイドな広がりも素晴らしく、中央にしっかりとしたフォーカス感で定位するソロの歌唱も見事な再現だと思います。

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