20140907-2

Lisa Batiashvili (vn)
Radoslaw Szulc指揮
Bavarian Radio Chamber Orchestra(バイエルン放送室内管弦楽団)

J. S. Bach
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
François Leleux (ob)
カンタータ第156番『わが片足は墓穴にありて』ヘ長調 BWV.156よりシンフォニア
ヴァイオリン協奏曲 第 2番 ホ長調 BWV 1042
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第 2番 イ短調 BWV1003
C. P. E. Bach
ヴァイオリン、フルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ 変ロ短調 Wq.143
Emmanuel Pahud (fl), Peter Kofler (cemb), Sebastian Klinger (vc)
J. S. Bach
マタイ受難曲 BWV.244より『憐れみ給え、わが神よ』
François Leleux (ob-d'amr)

2013~2014年録音
レーベル:Deutsche Grammophon

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

まさにドイツ・グラモフォンならではのアルバムと言えると思います。
リサ・バエィアシヴィリを盛り立てる為に、フランソワ・ルルーやエマニュエル・パユを揃え、楽曲も或る意味盛りだくさんです。(今まで知らなかったのですが、バティアシヴィリはルルーの奥さんなんですね)
名手揃いなので演奏に文句の付きようがないのですが、その分、余り面白みはないのかも知れませんし、何となく『商売』を強く感じさせるアルバムです。
バティアシヴィリのヴァイオリンは、少しふわりとしたエレガンスさ感じさせ、音程も技術も確かだと思いますし、それは彼女のヴァイオリンの持ち味かも知れません。
『売れるアルバム』を意識した編成、メンバー、楽曲ではなく、バッハの協奏曲なら第1番や2つのヴァイオリンのための協奏曲、無伴奏ならソナタとパルティータ全曲と言った楽曲を録音してリリースして欲しいと思ったりします。
その方がバティアシヴィリの魅力が伝わると思うのですが...。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音にもそつはなく、華やかさをうっすらと持つ残響が印象的ですが、何となく人工的な加工を感じたりもしますが、それは気のせいかも知れません。
残響の影響で、音の輪郭はやや甘いと思わせますが、敢えて輪郭を甘くしても美しい余韻を残そうとしたようにも感じられ、それは成功していると思います。
ソロ楽器の存在感も丁度良く、室内管の響きに埋もれることもありませんが、音場形成は少しだけ腰高かも知れません。

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