20140820

Francesco Parrino (vn), Michele Fedrigotti (p)

協奏的大二重奏曲 ホ長調 作品112
6つの二重奏曲 作品127『エレジーとユモレスク』

2012年録音
レーベル:Stradivarius

協奏的二重奏曲と題されたシュポアの楽曲を収録した2枚組CDのDisk2です。
Disk1 協奏的二重奏曲 ト短調 / へ長調もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

シュポアは少し自意識過剰な作曲家だったのかも知れませんね。
30分ほどのどう聴いてもヴァイオリン・ソナタにしか思えない楽曲を『協奏的大二重奏曲』を題するあたりに、私はそんなイメージを持ったりします。
楽曲はロマン派様相の高いものと思いますが、何かしら懐かしい感触を得るのはやはり古典派の名残があるからなのかも知れません。
そんな楽曲をパリーノ、フェドリゴッティは肩に力の入らないアンサンブルで聴かせてくれます。
ヴァイオリンは1790~1805年製ジュゼッペ&アントニオ・ガリアーノとの事で、詳しいことは私には分かりませんが、美しい響きです。
ただDisk1で感じた重奏時の音程の不確かさは、このDisk2の大二重奏曲では短音演奏時にも感じる事があったりしましたが、そんなに意識させられるほどではありません。

録音 
☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音の印象はDisk1と変わりません。
穏やかさが支配的な背景の静寂ですが、そこに現れるヴァイオリンの音色には上品なしなやかさが感じられ、ピアノの音色にもモダン・ピアノとは少し異なる潤い感があります。
音場は中央に集まり気味ですが不自然さはなく、音の切れや立ち上がりの鮮烈さは低い部類ですし輪郭自体もはっきりくっきりタイプではありませんが、そこにも自然さがあります。

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