
Susanna Artzt (p)
ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333(315c)
ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332(300k)
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h)
2013年録音
レーベル:Orlando
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
Naxosの解説にありましたが、スザンナ・アーツはオーストリアの市民権を持っているものの、インド、クロアチア、フランスの血をひいているそうで、何となくエキゾチックな顔立ちに思えるのは、そんな複雑な混血の賜物なのでしょうか。
当たり前の事ですが、ピアノの鍵盤が四角い事をイメージさせる彼女のタッチ、私にはやや硬質で懐の深さが感じられない四角四面な響きに聴こえます。
一音一音をしっかり弾くスタイルにも思えますが、音色に円やかさが低いため、上述の「四角い」印象を受けるのではないかと思います。
音色や表現の幅も広くはなく、モーツァルトとは言え、楽曲に深みが感じられません。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
響きが豊かな録音で、それはピアノ自身の響きが広がっていると言うより、部屋の残響が四方に回っていると言った印象です。
高域にはキツさが感じられる部分も多く、その背景にはアーツのタッチにも原因がありそうですが、録音にも悪い意味での先鋭さがあるかも知れません。
低域の響きなどはシャープで音響的にも楽しめる物ですが、少し平面的で奥行き感に欠ける録音のように思えます。
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