20140706-2

Angela Hewitt (p)
Hannu Lintu指揮
National Arts Centre Orchestra(カナダ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団)

ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491

2013年録音
レーベル:Hyperion

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

鍵盤の女神と称されるアンジェラ・ヒューイット、決してレコーディングは少なくない演奏家だと思いますが、あれこれと手を出すのでチクルスの進行は遅い方だと思います。
そんな彼女のモーツァルトのピアノ協奏曲チクルスの3枚目ですが、ヒューイットならではと期待しすぎていたからでしょうか、今一歩の感触です。
以前の2枚はマントヴァ室内管弦楽団との演奏でしたが、今回はカナダ・ナショナル・アーツ・センター管、オーケストラの力量差に関して私は全く分からないのですが、このアルバムでは少しばかり鈍重に思えたりもします。
特に22番の第1楽章でそれを感じるのですが、その影響か、ヒューイットのピアノも何となくぎこちなく聴こえます。
決して悪い演奏ではないものの、数多いモーツァルトのピアノ協奏曲のアルバムにあって、新たな一石、或いはヒューイットならではの魅力を訴えかける部分はは低いかも知れません。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

始めは音場が中央に集まり気味にも思えましたが、聴き進める内に気にならなくなりました。
ピアノにファツィオリを使用するヒューイット、いつもはその音色の「美しすぎる」ほどの魅力を感じるのですが、このアルバムではその「らしさ」もありません。
それはピアノへのフォーカス感が今一歩であり、オケの響きにやや重さがあるからだとも思いますが、これも期待が高すぎたのかも知れません。
一般的なレベルで言えば決して悪い録音とは思えませんが、オーディオ的に目を見張るような仕上がりでもないとも感じます。

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