
Florian Uhlig
子供のための3つのソナタ 第 1番 ト長調 作品118-1
アルバムの綴り 作品124より 第 6番 子守歌
子供のための3つのソナタ 第 2番 ニ長調 作品118-2
アルバムの綴り 作品124より 第16番 子守歌 ヘ短調
マリーのためのピアノ・ブック
音楽の歴史を歩く
『子供のためのアルバム』抜粋
子供のための3つのソナタ 第 3番 ハ長調 作品118-3
2012年録音
レーベル:Hänssler
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
フローリアン・ウーリヒが2013年にリリースしていたピアノ独奏曲全集の第5集です。
HMVの解説がとても参考になるのですが、『シューマンと彼の娘たち』とアルバムタイトルにある通り、子供向けの楽曲が並びます。
清潔感さえ与えるウーリヒのピアノは静かな情緒が好ましく、今まで聴いてきた通りの素晴らしい演奏だと思います。
楽曲もシューマンの娘達への愛情と、ロマン派作曲家としての彼の持ち味が感じられるもので、中々演奏されたり録音されたりする機会は少ないのでしょうが、過不足のない仕上がりとなっています。
それでもウーリヒのこのチクルス、とても素晴らしいと思えるのですが、どうしても4つ星に留まる事が多いのは、演奏に物足りないと感じるからではなく、やはり楽曲としての魅力が、他の有名な、或いは演奏やレコーディングされる機会の多い楽曲と比べると今一歩だからかも知れません。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
穏やかな静寂感が好ましい録音です。
繊細で優しいウーリヒのタッチを直接的に伝えてくれるかのような響きには、良く聴けば音の波紋が見えるかのような実在感がありますが、それを強調するかのような音響的な演出はなく、自然さが感じられます。
左右への広がりもピアノ独奏曲としては自然なもので、奥行き感や上方向への伸びやかさも敢えて欲張っていないかのように思えます。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)