20140622-2]

La Ritirata

弦楽四重奏曲 第 2番 イ長調
弦楽四重奏曲 第 1番 ニ短調
弦楽四重奏曲 第 3番 変ホ長調
テマ・バリアード(四重奏のための主題と変奏)作品17

2013年録音
レーベル:Glossa

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ホアン・クリソストモ・アリアーガ(Arriaga, Juan Crisóstomo Jacobo Antonio de 1806-1826)も初めて聴く作曲家ですが、HMVの解説によると「スペインのモーツァルト」と呼ばれた早逝の天才だそうです。
モーツァルトに限らず、天才と呼ばれた作曲家は若くして亡くなっている例が多いですね。
さて、楽曲も演奏もとても素晴らしく、「スペインのモーツァルト」と呼ばれたことが決して大袈裟でないように思います。
しっかりした古典派様相ですが、趣向の富んだ弦楽四重奏を古楽器ならではの味わいで聴かせてくれるラ・リティラータ、伸びやかにそして楽しげに演奏しています。
私は全く知らなかったのですが、アリアーガの弦楽四重奏曲には意外にも多くの録音があり、マイナーながらも名曲としての認識はされているようです。
モザイク四重奏団も録音を残しており、是非聴いてみたいと思います。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音もとても素晴らしく、左右にワイドに広がる音場形成ですが定位は明瞭です。
チェロの低音にもしっかりとした輪郭が明瞭に聴き取れ、両翼配置のヴァイオリンの効果もしっかりと伝わってきます、
残響成分は比較的長い録音ですが、それが音の見通し感を全く損ねてもおわず、古楽器の味わいを美しい響きで感じ取ることが出来ます。

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