20140608-2

交響曲 第 5番 作品67
Maxim Shostakovich指揮
USSR Radio and TV Orchestra(モスクワ放送交響楽団)
フルート、ピアノと弦楽のための協奏曲 作品54
Valentin Zverev, (fl) Alexei Nasedkin (p)
Eduard Serov指揮
Soloists of the USSR State Symphony Orchestra(ソヴィエト国立交響楽団ソリスツ)

1978年録音
レーベル:Northern Flowers

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ティシチェンコの交響曲第5番、HMVの解説にもありますが、ショスタコーヴィチの楽曲からの引用が多くその意味では楽しめるのかも知れません。
しかし長いオーボエのソロから始まる第1楽章など、少しグロテスクに感じる部分もありますし、ショスタコーヴィチの楽曲からの引用も、どことなくドロっとした感触で、同じくショスタコーヴィチの引用の多いワインベルクと比べると馴染みにくい印象です。
協奏曲は『気の利いた佳品』とまでは思えませんが、リズミカルな部分が馴染める楽曲で、フルートとピアノの対比、そしてそれを盛り立てるオーケストラとのコンビネーションも楽しめる楽曲だと思います。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


楽曲により印象は異なりますが、共通しているのは「生々しいほどの」実在感を感じさせる録音だと言うことで、良質なアナログ録音が音源の場合に得られる音響的な愉悦感は非常に高いと想います。
交響曲では音場が中央に集まり気味で、極端に言えばモノラルかと思える程ですが、協奏曲では逆に左右のセパレーションが良すぎてスピーカーの存在が気になる範囲です。
それを除けは飛び切りの鮮やかさと切れが或る録音で、随所にはっとするほどの響きや音色を感じる事が出来ます。
ただ協奏曲でのフルートやピアノは不自然にフォーカス感が高すぎるようにも感じられます。

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