
Clinton-Narboni Duo (p)
Vladimír Válek指揮
Talich Chamber Orchestra(ターリヒ室内管弦楽団)
2台のピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 H.292
コンチェルト・グロッソ H.263
3つのチェコ舞曲 H. 324
即興曲 H.359
1999年録音
レーベル:Elan
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
『2台のピアノと弦楽オーケストラのための』と題されていますが、実際には金管、木管楽器や打楽器群も参加しているオーケストラ編成です。
ピアノが2台と言うこともあってか、音数は多い楽曲でマルチヌーらしい洒脱さが魅力的だとは思うのですが、演奏に「エスプリ」を感じられず、ちょっと平板に聴こえます。
丁寧な演奏ですし、技術的に不足を感じさせることもありませんが、ピアノの存在感もやや低く、ちょっと生真面目な演奏には、マルチヌーらしさが低く思えます。
『3つのチェコ舞曲』『即興曲』はピアノ曲ですが、躍動感に物足りなさを感じます。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
編成から当然なのかも知れませんが、音場はやや中央に集まり気味にも思えます。
定位も微妙に不明瞭で、ピアノの存在が場面により移動している印象です。
奥行き感にも物足りなさを感じますが、協奏曲でのピアノへのフォーカス感の甘さが最大の問題点かも知れません。
それらを除くと決して悪い録音ではないのですが、鮮やかさや切れにも余り感心するところはないように思えます。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)