20140605

Václáv Luks指揮
Collegium 1704(コレギウム1704)
Collegium Vocale 1704(コレギウム・ヴォカーレ1704)

Tůma - スターバト・マーテル ト短調
Orschler - 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
Zelenka - 『われら御身の保護のもとに』#1 ト短調 ZWV157-1
Zelenka - サンクトゥスとアニュス・デイ ニ短調 ZWV36
Zelenka - 『われら御身の保護のもとに』#2 ハ短調 ZWV157-2
Zelenka - 4声のサンクトゥスとアニュス・デイ ト短調 ZWV34
Zelenka - 『われら御身の保護のもとに』#3 ニ短調 ZWV157-3

2013年録音
レーベル:Supraphon

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

『18世紀プラハの音楽』と題されたアルバムで、トゥーマ(Tůma, František Ignác Antonín [1704-1774])、オルシュラー(Orschler, Johann Georg [1698-1767/70])、ゼレンカ(Zelenka, Jan Dismas [1679-1745])の3人のチェコ人作曲家の音楽を集めています。
オルシュラーの楽曲のみは室内楽ですが、その他は声楽曲で、楽曲名からも想像できるように宗教色の濃いものだと感じます。
時代的にはバロックですし、ゼレンカなどは『ボヘミアのバッハ』と賞賛された人物ですが、このアルバムでの楽曲はルネッサンスの雰囲気が高く、バッハに比べると気さくな印象のあったゼレンカですが、荘厳さ、敬虔さを感じさせるものがあります。
演奏はとても上質です。
小編成の古楽器とオルガン、そして歌唱も基本的にワンパート一人なのですが、演奏の精緻さはとても高く、かといって肩に力の入っていない清澄さが素晴らしいです。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

スタジオ録音のようですが、楽曲の合間に聴き取れる背景に流れるオルガンの送風音や自然な残響がまるで教会で聴いているかのような感覚に導いてくれます。
しっとりとした潤いと豊かな響きがとても魅力的で、奥行き感や低域の伸びにも不足はなく、古楽器の響きにも毛羽立ちを感じません。
左右への広がりもワイドでありながら定位はしっかりとしています。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)

修理を終えたC-1000f、上質な再生音をもたらしてくれます。
修理前に発生していたノイズはとても低いレベルで、音楽を聴いている最中は聴き取る事も気になる事も全くなく、CDを聴き終えた後にスピーカーの前に行くとノイズが出ていると分かるレベルでした。
そんなレベルのノイズでもやはり最終的な音楽再生には影響があったのだろうと今は思えます。
そういえばスーパー・ツィーターも直接的に聴こえているとは言えない音圧レベル、帯域ですが、あるのとないのとでは低域の豊かさなどに違いが感じられます。
ほんの些細な事でも再生音楽には結果的な影響がある事を再認識しました。