
Ricardo Luna(校訂編曲&指揮)
Ensemble Viennayres(アンサンブル・ヴィエナイレス)
Klavierduo Gröbner-Trisko(グレープナー=トリスコ・ピアノ・デュオ)
交響曲 変ロ長調(第1楽章のスケッチ)
交響曲 第 1番 ハ短調(1865-66年原典版)アダージョ(フラグメント)
交響曲 第 1番 ハ短調(1865-66年原典版)スケルツォ
交響曲 第 9番ニ短調 スケルツォ(1894)
交響曲 第 9番ニ短調 破棄されたトリオ第1番(1889)
交響曲 第 9番ニ短調 破棄されたトリオ第2番(1893)
交響曲 第 9番ニ短調 トリオ第3番(1894年最終稿)
交響曲 第 9番ニ短調 フィナーレ(フラグメント)(1895-96/フィリップス校訂作業に基づく)
2012年録音
Hard-Chor Linz(リンツ・ハルト合唱団)
Ensanble Wien-Linz(アンサンブル・ウィーン=リンツ)
『キリストはおのれを低くして』(1873年原典版)
レーベル:Preiser
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
コアなブルックナー・ファンなら必聴のアルバムかも知れません。
各パート1名による室内楽アンサンブルでブルックナーのスケッチや破棄されたトリオをリカルド・ルナが真剣に校訂して演奏している姿には、単なる珍しさに留まらず、よりブルックナーに近付けるような気になれるものがあります。
しかし演奏そのものは「レコード芸術」と言うよりは「実験の記録」と感じるもので、真剣そのものなのは強く伝わってきますが、アンサンブルの精緻さは今一歩かも知れません。
また、ブルックナーにある程度親しんでいないと全く楽しめないアルバムにも思えます。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
音圧レベルは高めの設定で、その分実在感はとても高い録音です。
そこはかとない暗騒音もリアルさを印象付けますが、コントラバスは1本の筈ですがとても量感が高く、ややブーミーさが感じられます。
定位も立派で奥行き感も十分、弦楽陣の音の輪郭も明瞭ですが、ピアノに関しては少し粒立ちに不満が残る、或いは存在感が今一歩に感じなくもありません。
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