Mark Wigglesworth指揮
Netherlands Radio Philharmonic Orchestra(オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団)

交響曲 第 1番 ヘ短調 作品10
交響曲 第15番 イ長調 作品141

2006年録音
レーベル;BIS

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

HMVの解説にもありますが、このアルバムに収められている第1交響曲は、2012年5月にリリースされた交響曲第1番~3番を納めたアルバムと全く同一のものです。
チクルスという意味では、何故既発売のものを弊録しているのか私には意図が掴めません。
はっきり言って、1番~3番を納めたアルバムは一度に聴くには少し疲れますし、15番とカップリングする予定があったのなら、以前のアルバムに1番は含めるべきではなかったと思いますが...。
さて、演奏はウィッグルスワースらしい緻密で繊細なものです。
ウィッグルスワース&オランダ放送フィルのショスタコーヴィチのチクルスは、弱奏時の音量がとても小さいのが特徴で、通常の聴取環境ならかなり音量を上げるか、スピーカーに近接して聴かなければならないくらいかも知れません。
その演出が高い緊張感をもたらしていますし、小音量でも決して破綻しない演奏に、オーケストラの技術の高さも感じられます。
しかし少しやり過ぎ感もあるように思うのは私だけでしょうか。..。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

SACDハイブリッド盤は概して収録されている音圧レベルは低めで、通常のCDよりは音量を上げて聴く必要がありますが、このアルバムは更に音量を上げる必要があります。
とは言えとても深い奥行き感や、打楽器群の鮮やかで質感の高い響きは流石にSACDフォーマットと言った印象です。
音の輪郭も明瞭で切れも或る録音です。
定位もしっかりしていますが、オーケストラの各楽器の心が通い合っているかのような響きの交わりも感じられる好録音だと思います。

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