Vladimir Lande指揮
St. Petersburg State Symphony Orchestra(サンクト・ペテルブルク国立交響楽団)

交響曲 第12番『Weinberg - 交響曲 第12番『ショスタコーヴィチの思い出に』作品114
バレエ『黄金のカギ』より第 4組曲 作品55d

2012年録音
レーベル;Naxos

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ワインベルクはショスタコーヴィチの死の翌年、1976年にこの交響曲第12番を書いています、
その副題通り57分を越える大曲は、重厚なオーケストレーションでショスタコーヴィチの暗い側面を感じさせる仕上がりです。
ショスタコーヴィチの亜流であるとされることを敢えて厭わず、苦楽を共にした盟友へ捧げたのであろう楽曲を、ランデ&サンクト・ペテルブルク響の真摯で精緻な演奏が更に深いものへと昇華させている印象です。
弊録のバレエ組曲は比較的短い8曲からなる18分強の楽曲ですが、交響曲とは様相が異なり、かなり親しめる気さくな雰囲気があります。
聴き応えの或る第12番交響曲、明るく親しめるバレエ組曲、この組み合わせはとても素晴らしいように感じられます。

録音 
☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

交響曲とバレエ組曲とで僅かに感触が異なり、交響曲は定位は良いものの、少し左右のセパレーションが良すぎて、スピーカーの存在を意識してしまう域かも知れません。
しかしながら両曲とも奥行き感は良く、静寂さにも不足はありません。
鮮やかさは少し物足りないとも思えますが、弦の滑らかで潤い感或る響き、金管の力強くも色彩感の或る音色が楽しめる録音だと思います。
ただ、収録されている音圧レベルは低く、ボリュームは大きめにして再生する必要があります。

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