Ludwig Gürtler指揮
Virtuosi Saxoniae(ザクセン・ヴィルトゥオーゾ)

カプリッチョ 第 2番 ト長調 ZWV183
詩編112編『僕たちよ、主を讃めたたえよ』ニ長調 ZWV81
Peter Schreier (T)
カプリッチョ 第 5番 ト長調 ZWV190
詩編110編『主よ、われは心をあげて』ハ短調 ZWV71
Olaf Bar (Br)
カプリッチョ 第 4番 イ短調 ZWV185

1994年録音
レーベル:Brilliant

ブリリアント・クラシックスがリリースしたゼレンカの2枚組宗教作品集のDisk2です。
Disk1 神の御子のミサ ハ長調 ZWV19もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

バッハの管弦楽組曲を彷彿とさせるカプリッチョに管弦楽付き男声独唱の詩編が挟まれる形で成されるこのディスク、とても素晴らしいと思います。
カプリッチョは木管、金管がソロで活躍する場面も多いのですが、その演奏は技術的に優れているだけではなく、ゼレンカならではの暖かみ、優しさの伝わってくるもので、アンサンブル全体も肩の力が抜けながらも精緻さを備えた物です。
私には懐かしい名前であるペーター・シュライヤー、全く初めて聴くオラフ・バーの歌唱も楽曲とマッチした明るさ、気さくさを感じます。

録音 
☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音も素晴らしいもので、明るく明瞭な音の輪郭が感じられます。
豊かでタイトな低音、派手さを控えた煌びやかなチェンバロ、滑らかで艶やかな弦楽陣、円やかさを感じさせる金管群、そしてしなやかで暖かみのある木管群、その全てが切れがありながらも穏やかさを感じさせる極上の聴き心地です。
定位や奥行き感にも問題はなく、響きの拡散も美しいです。
やや演奏終了後、完全な静寂になる前に音が切られている感触を受けるトラックもありますが、気になる範囲ではありません。

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