José Serebrier指揮
Bournemouth Symphony Orchestra(ボーンマス交響楽団)

スラヴ舞曲集 第1集 作品46 B.83より第3番 変イ長調
スラヴ舞曲集 第2集 作品72 B.147より第7番 ハ長調
スラヴ舞曲集 第1集 作品46 B.83より第6番 ニ長調
交響曲 第 2番 変ロ長調 作品4 B.12

2013年録音
レーベル:Warner Classics

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

HMVの解説には『ボーンマス響は、最近の新鮮なシャープさを取り入れながら』と記載がありますが、確かにヴァイオリン陣にはかなり金属質なシャープと言える響きがあります。
しかし私にはそれがドヴォルザークの楽曲にマッチしているようには思えません。
楽曲的にも初めて聴くものばかりですが、ドヴォルザークらしいチェコの土の匂いがする気がしますが、郷愁的な雰囲気は余りありません。
24歳で作曲しながら46歳で改訂し、初演はその翌年の47歳の時だったらしい第2交響曲、かなり忙しくいつも複数の楽器が音色を奏でている様相で、元々が若き日の作品であったことを感じさせる溌剌とした雰囲気があります。
そんな楽曲に対して、手抜きややっつけ仕事ではないと思いますが、緻密さが足らない演奏に感じられ、音数が多いだけに精緻なアンサンブルが求められると思うのですが、その域に達している演奏ではないように感じます。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

実在感の高い録音で、コンサート会場の前の方の席で聴いている雰囲気です。
左右への音の広がりはワイドですが、少しセパレーションが良すぎる印象です。
ヴァイオリン陣の量感の高さに比べて、他の楽器は金管群ですら影の薄い響きに聴こえ、バランスが少し悪いようにも思えます。
実際にはそんなに悪い演奏でも録音でもないと思うのですが、悪い意味での相乗効果があり、やや荒っぽい演奏、響きに聴こえてしまいます。
しかしとてもダイナミックな音響を与えてくれ、実際にも収録されている音圧レベルはやや高めです。

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