
Jerzy Kaplanek (vn), Stéphan Sylvestre (p)
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 作品9
夜想曲とタランテラ 作品28
オペラ『ロジェ王』より『ロクサーヌの歌』
神話-3つの詩 作品30
前奏曲 作品1-1 ロ短調 (ヴァイオリンとピアノ版)
2011年録音
レーベル:Marquis
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
EXOTICISM(エキゾチシズム:異国情緒)と題されたシマノフスキーのヴァイオリンとピアノによる楽曲を集めたアルバムです。
『夜想曲とタランテラ』は確かに中東っぽい雰囲気の楽曲ですが、それ以外は特別「異国情緒」とは私には感じられませんが...。
1965年ポーランド生まれのヴァイオリニスト、カプワネクの音色はとても繊細で滑らかです。
やや線の細さを感じますが、弱奏時の安定感もあり、技術的にも立派だと思います。
ただ、やはり『タランテラ』での超絶技巧の場面では、大幅にテンポを落とした演奏で、気のせいかやや自信がなさそうな演奏です。
それでも全体的にはしっとりとした情緒ある演奏で、シマノフスキのロマンティックな側面を楽しませてくれます。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
潤い感漂う録音には、すっきりとした音の見通し感もあり、ヴァイオリンを包み込むかのように展開するピアノの音色も美しい響きです。
木質系の静寂感がある音場に、繊細に響くヴァイオリンの音の輪郭は明瞭で、艶やかさ、滑らかさもしっかり伝わる実在感があります。
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