
Linus Roth (vn), José Gallardo (p)
ヴァイオリン・ソナタ 第 1番 作品12
ヴァイオリン・ソナタ 第 6番 作品136
3つの小品
2013年録音
レーベル:Challenge Classics
リナス・ロスとジョゼ・ガリャルドによるワインベルクのヴァイオリンとピアノの為の作品全集のDisk2です。(全集はCD3枚組)
Disk1 ヴァイオリン・ソナタ 第 5番 / 第 4番 他
Disk2 ヴァイオリン・ソナタ 第3番 / ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 他
もご参照下さい。
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
まさに「迫真の」と感じさせるロスとガリャルドの演奏です。
正直な感想として、ロスもガリャルドも、殊更「美音系」の演奏者ではないようにも思えますし、ロスのヴァイオリンにも弱奏時の安定感、音色が完璧ではないのかも知れません。
しかしワインベルクの楽曲に対して真剣勝負を挑むかのような二人の演奏は、とてもスリリングで説得力もあると思います。
作品番号の若いソナタ第1番は、作曲者が弱冠24歳の時の作品で、ロマン派の様相が高く、対して番号の大きいソナタ第6番は軽く前衛さが薫り、その2曲を対照的に収録しているのも楽しく聴けます。
『3つの小品』には、そこかしこにショスタコーヴィチの影響を感じたりもしますが、実際に作曲されたのはワインベルクが15歳の頃ですから、実際の処は分かりません。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
良い意味でとても生々しい録音です。
強奏時にはやや量感が高い気もしますが、場の雰囲気が伝わってくるかのような高い実哀感はとても素晴らしく、緊張感を十分に楽しめる録音だと思います。
ヴァイオリンとピアノの前後感もしっかり掴める録音には、十全な静寂があり、実際には聴こえませんが、奏者の息遣いが感じられるほどです。
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