Stenhammar Quartet

弦楽四重奏曲 第 5番 ハ長調 作品29 2012年録音
弦楽四重奏曲 へ短調 2011年録音
弦楽四重奏曲 第 6番 ニ短調 作品35 2012年録音

レーベル:BIS

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

新緑の頃の清流のせせらぎ、そんなヴィジュアルをイメージする楽曲、演奏です。
作曲家の名を戴いた弦楽四重奏団ならではの自信と自負もあるのでしょうが、肩に力は入っておらず、精緻なアンサンブルですがとても聴きやすい雰囲気があります。
世界初録音の弦楽四重奏曲へ短調には、交響曲第2番を思わせるリズム、旋律などが聴き取れますが、実際にはこの曲は1897年に作曲されているらしく、第2交響曲の作曲時期は1911~15年ですので、時間的には隔たりがあります。
しかし若くしてステンハンマルの作風はある程度固まっていたのだと分かる楽曲だったりします。

録音 
☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

SACDハイブリッド盤です。
左右への展開は広く、潤い感の高い残響が美しい録音ですが、奥行き感は少し物足りないかも知れません。
音の輪郭も悪くはありませんが、はっきりくっきりとまでは言えず、精緻な描写より情感を大切にしている録音のように感じられます。
そうであってもSACDならではの自然な音場展開には、聴いていて寛げる雰囲気があります。

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