Vasily Petrenko指揮
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra(ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団)

2013年録音
レーベル:Naxos

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

第7交響曲はユニークなテンポで展開したペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィルですが、この4番では保守本流的な展開だと思います。
展開こそ保守本流ですが、緻密で明晰さが感じられるアンサンブルには、都会的な洗練、或いは若々しいフレッシュさも感じられ表現そのものに凝ったところはないのですが、全体に新鮮さが感じられる仕上がりだと思います。
精密な設計図をそのまま目にしているような、或いは現代的な高層ビル群を眺めているような、そんな印象を受ける演奏には、高い緊張感も感じられます。
デモーニッシュさを求めるなら、それはこの演奏にはないかも知れませんが、とても素晴らしい演奏だと思います。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

CDフォーマットなので、ピッコロの強奏などはやや耳にキツいかも知れません。
しかし編成の大きさを意識させないようなすっきりとした音の見通し感はとても素晴らしく、切れ、立ち上がりの鮮やかさも一級品の録音です。
左右へ大きく広がる音場には、明確な定位と奥行き感が備わっており、各楽器の微少な音色さえ緻密に描き分ける高精細な収録です。
強奏時にもうるささをを感じさせない迫力があり、オーディオを十分堪能出来る仕上がりになっていると思います。

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