Alexander Kobrin (p)

ピアノ・ソナタ 第37番 ニ長調 作品30-3 Hob.XVI.37
ピアノ・ソナタ 第34番 ホ短調 作品42 Hob.XVI.34
ピアノ・ソナタ 第32番 ロ短調 作品14-6 Hob.XVI.32
ピアノ・ソナタ 第52番 変ホ長調 作品82 Hob.XVI.52
アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII.6

2010年録音
レーベル:Quartz

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

Wikiによれば、アレクサンダー・コブリンは1980年生まれのロシアのピアニスト、2000年のショパン・コンクールで3位、2005年のヴァン・クライバーン・コンクールでは優勝しているそうです。
とても透明度が高く、明晰なのに穏やかで軽やかさも感じさせるピアノの響き、特に緩徐楽章での包み込むようなタッチには慈愛さえも感じられます。
コンクールで優秀な成績を収めているのも納得出来る流麗な指裁きですが、表現の幅も広く、左右の弾き分けも見事です。
諦観まで感じさせるピアノではないかも知れませんが、ハイドンをちょっとロマンティックに聴かせてくれます。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

潤い感に優れた透明な響きが、水面に美しく広がる波紋のように左右に拡散する録音です。
低域の重量感もしっかりあり、音の見通し感は抜群と言っても過言ではありません。
やや高域にキツさを感じる処が残念ですが、音の輪郭と残響とが高いレベルで上手く描かれている優秀録音だと思います。

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