Escher String Quartet

弦楽四重奏曲 第 3番  作品19
弦楽四重奏曲 第 4番『組曲』作品25
2つの楽章

2011年録音
レーベル:Naxos

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

エッシャー四重奏団はニューヨークを拠点として活動している団体らしいのですが、その強靱で精密と言える現代的な演奏スタイルは、私にとってはマンデルリング四重奏団を彷彿とさせたりします。
今現在は第2ヴァイオリンが交代しているようですが、とても緊迫感の高い演奏を確かな技術で披露してくれ、聴き馴染んでいないツェムリンスキーの楽曲をとても楽しめます。
HMVの解説に拠れば、ツェムリンスキーはウィーン世紀末を代表する音楽家の一人だそうですが、確かに第3番などは前衛的な側面を覗かせたりしています。
そんな楽曲がエッシャー四重奏団の切れのある現代的なアンサンブルにはとても合っているように思われ、第2集のリリースが楽しみだったりします。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

びたっと定まった定位が印象的ですが、響きの融合感はしっかりとあり、奥行き感にも不足はない素晴らしい録音です。
切れのある鮮やかな音の立ち上がりも印象的ですが、雑味のないクールな透明度も素晴らしく、ダイナミックさも十分備えています。
木質感も音場にはありますが、それ以上に洗練された響きの波動がオーディオを楽しませてくれる録音に仕上げているように感じます。

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