2013年11月23日(土)
開場;13:20 開演14:00
サントリーホール

Jakub Hrůša指揮

Bizet - 『アルルの女』第 2組曲
Tomasi - トロンボーン協奏曲
小田桐寛之 (tb)
Saint-Saëns - 交響曲 第 3番 ハ短調『オルガン付き』作品78
室住素子 (org)

都響を聴くのは初めてでしたが、入手したチケットは右ブロック前から2列目という近さで、指揮者やソリスト、或いはコントラバスの方々などは顔の表情が見える程でしたが、音響的にはコントラバスの響きが直接的過ぎましたし、ヴァイオリンや木管、金管の響きはやや遠く感じられました。
都響の実力がいかほどのものか、その噂さえ知らない私でしたが、聴いていて不安に思える場面は少なく、コントラバスも8名を擁し、(近かったこともありますが)私の好みであるしっかりとした低音部が良かったです。

1981年生まれのチェコ出身の指揮者、
ヤクブ・フルシャの指揮姿はオーソドックスながら、決してオーケストラをドライヴし過ぎない丁寧さも感じられ「アルルの女」のフィナーレでも変などんちゃん騒ぎ風にならなかったのも良かったと思います。

トロンボーン協奏曲でソリストを務めたのは、楽団の主席奏者のようでした。
初めて聴くトマジの協奏曲でしたが、小難しさや前衛さは少なく、トロンボーンの音色の魅力を生かした楽曲に感じましたし、それを伝えてくれる演奏でした。
やや退屈に感じる場面もなくはなかったのですが...(笑)

メインのサン=サーンスの代表曲とも言える「オルガン付き」は、出だしの弦に少し危うさを感じましたが、その後は不安に感じる場面も少なく、オルガンのずっしりとくる重低音の響きを心地よく楽しめました。
ただ、個人的にはフィナーレのオルガンにはもう少しがつんとくる演出を期待していたのですが、
フルシャの良い意味での中庸さも決して悪いとは思えませんでした。

フライングの拍手やブラボーもなく、聴衆のマナーは概して良いように思えましたが、一部演奏が始まっても会話をするおじさん、静かな場面で必要以上に咳き込むおばさんなどはいましたね...。

席が余り良くなかったので、都響の実力や全体的なアンサンブルの妙が掴めなかったのが残念でしたが、十分楽しめたコンサートでした。