
Pavel Haas Quartet, 石坂団十郎
2013年録音
レーベル:Supraphon
パヴェル・ハース四重奏団に拠るシューベルトの弦楽四重奏曲14番と弦楽五重奏曲との2枚組CDのDisk2です。
Disk1 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調『死と乙女』D.810もご参照下さい。
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
「死と乙女」とは異なり、かなり柔らかいアプローチで始まる弦楽五重奏曲です。
シューベルト最晩年の作品で、通常の弦楽五重奏曲と違い、ヴィオラではなくチェロを加えた編成であることが特徴的ですが、優しさと激しさを合わせ持つ楽曲を、若い四重奏団なりの真摯さで丁寧に演奏していると言う印象を受けます。
1979年ドイツ生まれの日系ドイツ人チェロ奏者の石坂団十郎との息も合っています。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
残響成分が豊かな録音ですが、音の輪郭も悪くはなく、木質系の静けさが好ましく感じられます。
音場はやや中央に集まり気味かも知れませんが、響きの広がりは良く、ピツィカートの感触もとても美しい粒立ちに思えます。
奥行き感や凜とした静寂感は不足しているかも知れませんし、目を見張るような鮮やかさを訴求する録音ではありませんせんが、人肌の暖かさを感じる録音だと思います。
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