Jürgen Weber (va)

Hindemith - 無伴奏ヴィオラ・ソナタ 作品25-1
Raphael - 無伴奏ヴィオラ・ソナタ 作品46-3
Raphael - 無伴奏ヴィオラ・ソナタ 作品46-4
Hindemith - 無伴奏ヴィオラ・ソナタ 作品11-5

2012年録音
レーベル:Genuin

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ユルゲン・ヴェーバーはバイエルン放送交響楽団で主席を務めたこともあるベテランのソリストのようですが、その野太いとも言える力強い響きは圧倒的です。
グイグイと押してくるかのようなその骨太の演奏は、聴いていて安心感もありますが、やや擦過音が気になったりする場面もあります。
ただそれは意図しての演奏のように思われ、表現の幅が広いのだと思います。
それでも潤い感やしなやかさが感じられず、弱奏時の安定感も今一歩に感じられますが、私如きが巨匠に対して失礼かも知れませんね。
ヒンデミットの楽曲は、流石の構成感や創意工夫が感じられますが、ギュンター・ラファエル(Günter Raphael, 1903–1960)の楽曲には重音部分も少なく、余り目を見張るような所は感じられません。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

程良く枯れた木質の感触があり、とても実在感、温度感は高い録音です。
定位は中央にありながらも、響きの拡散は左右に広く、残響はほどほどながら、圧倒的とも言えるエネルギッシュさを感じます。
微細で鮮やか、切れも申し分ありませんし、彫り深さを感じさせる録音です。

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