
Carpe Diem String Quartet
弦楽四重奏曲 第 7番 変ホ長調
弦楽四重奏曲 第 5番イ長調 作品13
2010年録音
レーベル:Naxos
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ(Sergei Ivanovich Taneyev、1856-1915)はチャイコフスキーの生徒で、スクリャービン、ラフマニノフ、グラズノフ、プロコフィエフの先生なんですね。
楽曲はロシアの土の匂いがしそうな雰囲気のある第7番、愛らしさが溢れる第5番ととても馴染めるものですし、もっと演奏されて良い楽曲に思えます。
しかしカルペ・ディエム弦楽四重奏団の演奏は、良く言えば素朴さが感じられる響き、演奏ですが、洗練されていないと感じてしまいます。
息はとても合っていますが、音楽ではとても大切だと思える枝葉末節部分までは神経が行き届いていない印象があり、乱暴とは言いませんがアンサンブルの纏め方が粗いです。
このアルバムは彼らのタネーエフ弦楽四重奏曲集の第3集ですが、タネーエフの楽曲は聴きたいものの、彼らの既出のアルバムを買っては聴きたいとは思えないのが正直な感想です。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
録音は良好な部類に入ると思います。
弦楽四重奏曲としては左右にワイドな広がりですが、定位はしっかりしていますし、個々の楽器の質感が掴める輪郭の良さ、明瞭感があります。
奥行き感はやや足らず、弦楽四重奏が横一列に並んで演奏しているかのような感触を得ますが、響きには交差感もあります。
実在感、温度感も高く、リアルさを感じますが、結果的にはその録音の質の良さが演奏の稚拙さをはっきりとさせているかも知れません。
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