
James Ehnes (vn)
Gianandrea Noseda指揮
BBC Philharmonic Orchestra(BBCフィルハーモニック)
ヴァイオリン協奏曲 第 1番 ニ長調 作品19
2012年録音
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 作品56
Amy Schwartz Moretti (vn)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 作品115
ヴァイオリン協奏曲 第 2番 ト短調 作品63
2013年録音
レーベル:Chandos
ジェームズ・エーネスに拠るプロコフィエフのヴァイオリン作品全集のDisk1です。
(全集は2枚組CD)
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
正に鉄人エーネスに死角なし、向かうところ敵なし状態です。
強くしなやかなエーネスのヴァイオリンの音色は、超絶技巧も朝飯前のような素振りの完成度、美しさで、強奏時も弱奏時も完全なコントロールだと思います。
オーケストラの演奏も緻密さがあり、エーネスとの競演と言えるスリリングさ、或いはエーネスとの演奏をとても楽しんでいるようにも感じます。
2つのヴァイオリンのためのソナタでエーネスと共演するアメリカ人女流ヴァイオリニストのエイミー・シュワルツ・モレッティは、オレゴン交響楽団、フロリダ管弦楽団のコンサート・マスターを務めた実力者だそうです。
恐らくは左に現れるのがエーネス、右がモレッティだと思いますが、エーネスの抜群のサポート、オーラに守られ触発されたかのような熱演だと思います。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
鮮やかで艶やか、そしてしっとりした潤い感もある録音です。
協奏曲でのエーネスへのフォーカス感は絶妙で、オケとの協奏を楽しませる音場と響きの交差感が素晴らしいです。
二重奏、ソロもとても質感が高く、音の輪郭はとても明瞭で切れが感じられます。
第2協奏曲のグランカッサ(大太鼓)の波動など、スピーカーの背面の壁を揺るがし波動を発生させているかのような音響的な愉悦感があります。
カスタネットやスネアドラムの粒立ちが僅かに不満ですが、とても優れた録音だと思います。
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