Tabea Zimmermann (va)
Hans Graf指揮
Deutsches Symphonie-Orchester Berlin(ベルリン・ドイツ交響楽団)

白鳥を焼く男(古い民謡の旋律によるヴィオラと小管弦楽のための協奏曲)
葬送音楽ー弦楽オーケストラと独奏ヴィオラのための
室内音楽 第 5番 作品36-4(ヴィオラと大管弦楽のための協奏曲)
ヴィオラと大室内管弦楽のための協奏音楽 作品48a

2012年録音
レーベル:Myrios Classics

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

タベア・ツィンマーマンもソリストとして聴くのは初めてです。
とてもしなやかで、弱奏時にも安定した音色を楽しませてくれます。
オーケストラとの信頼関係も厚いのか、指揮者もオケも、ツィンマーマンを十分引き立てるような演奏で、しかも和やかさが感じられます。
楽曲的にもヒンデミットは最近聴き出した作曲家なので馴染みがありませんが、何の違和感もなく、やはりショスタコーヴィチとの近似性を感じます。
優れたオーケストレーションを、余り陽の当たることの少ないヴィオラを主役に繰り広げるヒンデミット、自身がヴィオラの名手であったことを納得出来る楽曲です。
タベア・ツィンマーマンはこのアルバムを皮切りに、ヒンデミットのヴィオラ楽曲の全集録音をしてくれるようで、今後のリリースがとても楽しみです。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

ベルリンのイエス・キリスト教会でセッション録音されたSACDハイブリッド盤です。
潤い感に優れ、しなやかで流麗な音場を感じますが、見通し感もすっきりしています。
ヴィオラへのフォーカスも絶妙と言え、主役ではありながらもオケとの対比で「協奏」を感じさせる立ち位置で再現されています。
音の粒立ちも良く、ツィンマーマンの繊細な表現もしっかり感じられます。

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