
Yury Favorin (p)
2012年録音
レーベル:Muso
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
ユーリ・ファヴォリンは1986年モスクワ出身の俊英ピアニストだそうです。
力強さを印象付ける演奏に思えますが、強打する際の音色に混濁感を感じます。
私はリストのこの楽曲は、ブリジット・エンゲラーの演奏しか持っていませんし、その演奏も感触的には今一歩の記憶しかなく、余りこの楽曲を理解しているとは言い難いのですが...。
ファヴォリンの演奏では、弱奏時、或いはテンポが穏やかな場面では、そこはかとない抱擁感がありますが、それでも「詩的」「宗教的」には聴こえません。
透明度が高い音色のピアニストの方が、この楽曲を私に理解させてくれるように思えるのですが、中々リリースの少ない楽曲ですね...。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
音場がやや中央に集まり気味なので、強奏時には混濁感と手狭さを感じます。
しかし後半のゆったりした楽曲では、幅広く落ち着き感のある音場形成で、音の輪郭は悪くはありません。
音の粒立ちに関しては、並み程度かも知れませんが、ファヴォリンのタッチはしっかり捉えているように感じられ、決して悪い録音ではないと思います。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)