Quartetto Energie Nove

弦楽四重奏曲 第 1番 ロ短調 作品50 2009年録音
つかのまの幻影 作品22(S.サムソノフによる弦楽四重奏版) 2012年録音
弦楽四重奏曲 第 2番 ヘ長調 作品92 2009年録音

レーベル:Dynamic

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

HMVの解説によると、エネルジエ・ノーヴェ四重奏団はスイス・イタリア語放送管弦楽団の4人の首席奏者によって構成されているようです。
『エネルジエ(エネルギー)』の名を意識しているのかどうかは分かりませんが、攻撃的なテンションを感じる彼らの演奏は、アンサンブルと言うよりも競い合う様な雰囲気があり、特に第1ヴァイオリンとチェロとの応酬とも言えるやりとりは、太い剣で戦い合うグラディエーター達を想像したりもします。
それでも全体的な完成度はとても高く、乱暴さを感じる事なく、ユニークな演奏だとは思いますが、プロコフィエフにはとてもマッチしている様に感じます。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

Dynamicレーベルの録音も優れた物が多いと感じていますが、この録音もとても素晴らしく、迸るようなエネルギー感がスピーカーから放射されてくる感触です。
定位も見事で、音の切れや立ち上がりも第一級品の鮮やかさ、音の輪郭も極めて明瞭です。
音場の見通し感も優れ、音数の多い場面でも各楽器の存在感はしっかりしており、アンサンブルの綾が見渡せる印象を持ちます。

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