Elina Vähälä (vn)
Jaakko Kuusisto指揮
Lahti Symphony Orchestra(ラハティ交響楽団)

Kuusisto - ライカ 作品24
Kuusisto - ヴァイオリン協奏曲 作品28
Corigliano - ヴァイオリン協奏曲『レッド・ヴァイオリン』

2012年録音
レーベル:BIS

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

1975年生まれのフィンランド人ヴァイオリニスト、エリナ・ヴァハラは初めて聴きました。
ジャケットからイメージできる美麗で色香のあるヴァイオリンの音色は魅力的だと思います。
このアルバムに収められている楽曲は、全て現在を生きている作曲家の物ですが、現代音楽の取っつきにくさは皆無と言えます。(ライカは管弦楽曲です)
ヴァイオリン協奏曲に関しては、超絶技巧が鏤められた難曲とも聴こえますが、ヴァハラの指さばき、弓さばきはとても見事です。
ただ、楽曲として、今後も引き継がれてゆくような魅力は余りないように思えました。

エリナ・ヴァハラ、そんなに若いとは言えないでしょうが、これだけの演奏とその美貌ながら、録音は2009年にAlbaというレーベルからハイドンの協奏曲をリリースしているだけなんですね、ちょっと不思議です。

録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

SACDハイブリッド盤です。
HMVの解説には『ダイナミックなサウンドはオーディオ・ファンも必聴のアルバムです!』とエクスクラメーション・マークまで付けての記載ですが、私にはそこまでの音響的な愉悦感は感じられませんでした。
とても瑞々しく、艶やかで滑らかな響きですが、ヴァイオリンへのフォーカスはやや低く、ヴァハラの魅力をしっかり描き出せているとも思えません。
SACDならではの自然な音場展開と透明度は素晴らしいと思います。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)