Cristian Mandeal指揮
Orchestra simfonică a Filarmonicii din Cluj-Napoca
(クルジュ=ナポカ・フィルハーモニー管弦楽団)

1987年録音
レーベル:Electrecord

1946年生まれのルーマニアの指揮者、クリスチャン・マンデアルによるブルックナー交響曲全集のDisk8~9です。(全集は10枚組ボックス)
Disk1 交響曲 第 1番 ハ短調
Disk2 交響曲 第 2番 ハ短調
Disk3 交響曲 第 3番 ニ短調『ワーグナー』
Disk4 交響曲 第 4番 変ホ長調『ロマンティック』
Disk5 交響曲 第 5番 変ロ長調
Disk6 交響曲 第 6番 イ長調
Disk7 交響曲 第 7番 ホ長調もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

マンデアルの意図は、やはり的を得ているように感じますが、いかんせん、オーケストラにはそれに答えられるだけの実力がない、そんな印象をこの8番でも感じます。
オケも真剣さは疑いようがないのですが、その一生懸命さは他の楽器の音を聴く余裕をも失わせているようにも感じます。
楽器の音色にも一流処と比べずとも遜色を否めません。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

それがオケの音色の拙さを露わにしている結果となっていますが、録音自体はとても素晴らしく、音の切れや立ち上がりはとても鮮やかで、奥行き感も定位も抜群です。
テープヒス・ノイズは相変わらず高く、それを隠すかのようにトラックの前後の人工的な切り方が唐突ですが、それを除くと音響的にとても楽しめる録音です。
ハープの高音などは、つま弾く手の動きが見えるかのような実在感にはっとしますし、コントラバスの低音の響きにも実体感が高いと思います。

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